2024年04月02日

【名言集】3月の伝え方ベスト

【名言集】3月の伝え方ベスト

大谷選手の結婚から、事件。

アニメ界の歴史が変わるできごと。

この1ヶ月で1年くらいの濃度のある

3月でした。

 

佐々木圭一が

とくに素晴らしいと感じた

伝え方ベスト3をご紹介します!

 

 

第3位

 

ちいさな子どもの発想力は、

大人が逆立ちしても思いつかない

クリエイティビティにあふれています。

 

フリーランスのmiinaさんが

10個入りのたまごパックを購入したところ、

パッケージに生産者の笑顔の写真が印刷されていました。

これをみた息子さんが、こうつぶやきました。

 

「あのね、このおじさんがね、
たまご産んだんだよ」

 

おとなの常識なんてものにはとらわれない

純粋すぎる発想に、miinaさんは大爆笑。

 

これを受けSNSも、

 

「おじさん、頑張ったねぇ…」

 

「子供はお笑いのたまごを産み出す天才」

 

といった愉快なコメントで沸きたちました。

 

ヒヨコのような子どもの

かわいらしい発想に、

なんど見てもクスッと

笑いを誘われるこのコトバ。

 

つかの間、日々の疲れを忘れた人が

たくさんいたにちがいありません。

 

 

出典:まいどなニュース

 

 

第2位

 

お笑い芸人・ハライチの澤部さん。

テレビ番組で「夫婦円満の秘訣」について語り、

女性たちの絶賛をあびました。

 

番組によると、澤部さんは、

毎日、妻の手をにぎりながら30〜40分、

その日のできごとについて話すそうです。

 

なぜ手をにぎるのかといえば、

「触りたいから」。

 

妻のことが「本当に好き」で、

 

「明日もしゃべれるかな、会えるかな」

 

という気持ちがずっと続いていると明かしました。

 

番組に出演した女性たちから

 

「めっちゃ好感度あがりました」

「最高です、すばらしい」

 

などと手放しのほめ言葉をあびるなか、

こんなシンプルなコトバで、

妻への愛を表現しました。

 

「家に帰ると好きな子がいる」

 

学生のころ、

気になっていたあの子と

ずっとずっと一緒にいたいと思った……

そんな甘酸っぱい気持ちを

思い出させる、

なんともみずみずしい伝え方です。

 

 

出典:デイリースポーツ

 

 

第1位

 

プロ野球選手の

大谷翔平さんが電撃結婚したニュースは、

日本だけでなく、世界を駆けめぐりました。

 

アメリカの地元紙

ロサンゼルス・タイムズは、

シャレの効いた

こんな見出しで報じました。

 

「大谷翔平は恋愛市場で
もうフリーエージェント(FA)ではない」

 

どの球団とも

自由に契約ができるようになった

大谷選手ですが、

恋愛においては“所属”が固定したという、

キャッチーかつユーモアのある伝え方です。

 

いっぽう、大谷選手をめぐっては

最近になって

元通訳の違法賭博の問題も

報じられています。

 

おなじロサンゼルス・タイムズが、

 

「お金の管理は他人に任せきりにせず、

自分でやるのが責任のある大人のやることだ」

 

という論調で報じ、今度は

グラウンドの外でも成長するよう

“おとなのエール”を送りました。

 

いずれにしても、

公私のフィールドにかかわらず

一挙手一投足が

世界の注目をあつめる

ビッグな存在にのぼりつめた

大谷選手。

 

日本の宝ともいえる彼が

外野でも内野でも、

ひきつづき彼らしく活躍することを

祈っています。

 

 

出典:日刊スポーツ

 

 

特別賞

さて、今月は

日本のマンガ・アニメ界で

巨星の訃報があいつぎました。

多くの方がコメントを出し、

私もおなじ表現者として、

そのコトバのひとつひとつに

胸を打たれ、

ときにえぐられるような

悲しみもおぼえました。

 

今月は、「特別賞」として、

ふたつのコトバを

どうしてもご紹介させてください。

 

 

『ドラゴンボール』を生んだ

マンガ家の鳥山明さんが

亡くなったことを受け、

『銀魂』でしられる

マンガ家の空知英秋さんが

コメントを発表しました。

 

それが、こちらです。

 

「僕が宿題を放りなげ、
寝る間も惜しんで
没頭した世界は、
思えば全部
鳥山先生のペンから
生まれたものでした」

 

『銀魂』の作中には、

『ドラゴンボール』のパロディが

たびたび登場することからも、

空知さんがどれほど

鳥山さんを敬愛されていたかが

伝わります。

 

まだ名もない“マンガ家の芽”にとって、

鳥山さんはきっと

巨大なエネルギーを与えてくれる

太陽のような存在だったはず。

 

まぶしいその光は

これからもずっと、

心のなかで輝き続けるに

ちがいありません。

 

 

出典:ITメディア

 

 

 

人気アニメ『ちびまる子ちゃん』の

主人公・まる子の声を

34年間にわたって演じた

声優のTARAKOさん。

 

家族と友だち思いで、

おっちょこちょいで、

天真爛漫な「まる子」は

いつもすごくイキイキしていて、

テレビを見なくても

簡単に思い出すことができますが、

それはTARAKOさんが

ユニークであかるい声を通して

「まる子」に

命を吹きこみ続けたからに

ほかなりません。

 

家族や友だち役の声優たちが

追悼のコメントを寄せるなか、

おじいちゃん(友蔵)役の島田敏さんは、

劇中でよく詠んでいる俳句の形で

伝えました。

 

「胸つまる
『何だい?まる子』
言えなくて」
―友蔵 タラちゃんに捧ぐ心の俳句

 

いつもどおりの伝え方は、

その「いつも」がもう永遠に来ないことを

暗に示しているようで

胸がしめつけられる悲しさを覚えます。

 

でも同時に、長年いっしょに作り上げてきた

「いつも」の関係性が、

いちばん尊くて、

かけがえのないものであることを

つよく印象づける

そんなステキな伝え方でした。

 

 

出典:NHK

 

 

ほかにもたくさんの

ステキな伝え方があったので、

ご紹介します!

 

「今日は朝4時か5時に目が覚めて。
細胞たちがうずき始めているんで、
ちょっと落ち着けと
細胞たちには言ったんですけど。
楽しくて仕方がない」
(長友佑都さん・プロサッカー選手)
出典:スポーツ報知

 

「【お知らせ】一部キャラクターたちは
サンリオピューロランドから
おでかけすることとなりました」
(東京都多摩市にある
サンリオピューロランドの公式X)

 

「できるわけがないと思ったところにこそ、
人生の楽しみ方みたいなものが潜んでいる」
(池田エライザさん・女優・モデル)
出典:Yahoo!ニュース

 

「もしこれが私だったら、二度とその手は洗わない」
(MLB公式TikTokキャプション)
出典:THE ANSWER

 

「小ちゃいんだけど大きいなぁ〜」
(Xユーザーの もうもう@漫画さん
・@dokidoki_ganmo)
出典:レタスクラブ

 

「あの、すいません。
僕、トイレ行きたいんですけど、
トイレ行っていいですか」
(中村倫也さん・俳優)
出典:東京スポーツ

 

「昨日は落ち込むことがあっても、
今日はあなたが笑う番かもしれません」
「僕らに一緒になって
笑える毎日を作らせてほしいです!」
(北村匠海さん・DISH//ボーカル)
出典:Yahoo!ニュース

 

「結婚したくないから、
お雛様を片付けないで~」
(Instagramユーザーの
@mio_mio0729さんのお子さん)

 

以上、佐々木圭一が

独断と偏見で選んだ

ベスト3の伝え方でした!

 

今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。

みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。

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