上司とのコミュニケーションを何とかしたい!そう思ったら読む記事

上司とのコミュニケーションを何とかしたい!そう思ったら読む記事

こんなお悩み、抱えていませんか?

 

上司が自分に、何を期待しているのかわからない。
話しかけづらくて、距離がつかめない。
やること全てを、否定される。
上司に信頼されていない気がする・・・。

 

このように、上司とのコミュニケーションに

不安があるあまり、上司への報告すら

おっくうになったりしていませんか?

 

これは、社会人になりたてのビジネスパーソンが

ぶつかりやすい、コミュニケーションの壁です。

 

でも、大丈夫!

 

この壁は、「伝え方の技術」を使うことで、

乗り越えることができます!

 

上司とのコミュニケーションが上手くいかない3つの理由

 

上司とのコミュニケーションが

上手くいかないと、

 

「自分に、何か問題があるのかな?」
「上司とは、相性が合わないからどうしようもないんだ!」

 

そんな気持ちになってしまいますよね。

 

でも、安心してください!

 

コミュニケーションが上手くいかないのには、

ちゃんと理由があるんです!

 

ここでは、主な3つの理由をご紹介します。



①やる気が相手に伝わっていない

 

例えば、仕事を抱えすぎて手が回らないとき、

少しでもいいから減らしてほしいと思いますよね。

 

その気持ちを上司に伝えるとき、

 

「仕事が多すぎるので減らしてください」

 

と伝えがち。

 

でも、この伝え方をしてしまうと

多くの上司は

「やる気がないのかな」と受け止めてしまうかもしれません。

 

仕事量の調整を行なってもらえないどころか、

「やる気のない部下」だと思われ、評価が下がるリスクも。

 

 

②要望をストレートに伝えすぎている

 

目の前の業務に集中しているときに

上司からの電話で中断させられてしまい、思わず

 

「電話ではなく、メールでいただけますか?」

と言ってしまって、気まずい雰囲気に・・・

 

なんて経験はありませんか?

 

相手によっては、

 

「要件をパッと伝えるだけなのに、融通のきかない人だなあ」
「面倒だから、これからは他の人にお願いしようかな」

 

などと思われてしまうかもしれません。

 

ストレートに伝えてしまったがゆえに、

わるい印象を与えてしまう

典型的なパターンです。

 

 

③上司の目線に立てていない

 

企画書に対して「ダメ」と言うばかりで、

具体的なアドバイスがない上司に、思わず

 

「何がダメなのか教えてください」

 

と言ったら、

「自分で考えろ!」と怒られてしまった・・・

 

なんて経験はありませんか?

 

もしかしたら、その上司は

「仕事は見て覚えるものだ」

と考えているタイプかもしれません。

 

そんな上司に「仕事を教えてください」と言っても、

「甘えるな」と思われてしまうだけ。

 

「伝え方の技術」を使えば、

上司の目線に立つことができ、

もっと上手に伝えることができますよ!

 

上司とのコミュニケーションで持っておきたい考え方

ここまで、上司とのコミュニケーションが上手くいかない

3つの理由をご紹介しました。

 

でも、どうしたら

上手にコミュニケーションをとることが

できるのでしょうか?

 

ここでは、具体的な方法をご紹介していきます!

 

あなたと上司との間には、

 

・世代のちがい
・経験や知識のちがい
・価値観のちがい
・言葉の解釈のちがい
・性格ちがい

 

など、たくさんのちがいがあります。

 

だから、コミュニケーションのズレは

起こって当然。

 

だからこそ、「伝え方の技術」を使って

上司の頭の中を

想像して伝えることが大切なんです!

 

それさえできれば、

上司の答えを「ノーからイエスに変える」ことも可能です。

 

ここでは、「ノーをイエスに変える」3つのステップをご紹介します。

 

 

【ステップ1】

自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

人はどうしても、自分の求めること、

頭の中に浮かんだことを

そのまま口に出してしまいがちです。

 

でも、イエスの可能性を上げたいのなら、

頭に浮かんだ言葉をストレートに口にするのはやめましょう。

 

 

【ステップ2】

上司の頭の中を想像する

 

次は、あなたのお願いごとを、上司はどう感じるのか

ふだん上司は何を考えているのか、

相手の頭の中を想像してみましょう。

 

自分のお願いごとから、いったん離れてみて

上司は、何が好きで、何が嫌いで、

どんな性格なのかなど、思い出してみるのです。

 

 

【ステップ3】

上司のメリットと一致したお願いをつくる

 

さあ、最後のステップです!

 

上司の頭の中をもとに、お願いごとの伝え方を考えます。

 

大切なのは、相手の文脈でコトバをつくること。

 

つまり、上司が「イエス」と言ってくれる

お願いごとをつくるのです。

 

あたなの思いをそのままコトバするのではなく、

上司のメリットと一致するお願いをつくることで、

あなたの求めていることが、達成できるようにします。

 

シーン別「伝え方」で、上司と円滑なコミュニケーションを!

 

「ノーをイエスに変える」3つのステップを紹介しましたが、

具体的には、どうやって

コトバをつくっていったらいいのでしょうか?

 

冒頭でご紹介した、具体的なシーンをもとに、

上手な伝え方を学んでみましょう!

 


①「仕事の量を減らしてほしいとき」

まずは、「仕事の量が多すぎるので

減らしてほしい」場合です。

 

おすすめの伝え方は、コチラ。

 

「ひとつひとつの仕事のクオリティを上げたいので、
業務量について少しだけ配慮していただけませんか?」

 

どんなステップを踏んで

このコトバが生まれたのか、見てみましょう!

 

 

【ステップ1】

自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

頭の中をそのままコトバにすると

 

「仕事が多すぎるので減らしてください」

 

ですよね。

 

でも、それをグッとがまんします。

 

 

【ステップ2】

上司の頭の中を想像する

 

続いて、上司の頭の中を想像してみましょう。

 

たとえば、上司にとって

うれしいことって、なんでしょう。

 

・仕事のクオリティを上げてもらえること
・「仕事にしっかり向き合いたい」という、部下の姿勢

などが、思い浮かぶかもしれません。

 

 

【ステップ3】

上司のメリットと一致したお願いをつくる

 

いよいよ、最後のステップです。

 

・仕事のクオリティを上げてもらえること
・「仕事にしっかり向き合いたい」という、部下の姿勢

 

という、上司のメリットと

一致したお願いをつくります。

 

それが

 

「ひとつひとつの仕事のクオリティを上げたいので、
業務量について少しだけ配慮していただけませんか?」

です。

 

使った伝え方の技術は、「相手の好きなこと」。

 

「やる気がある」と思わせつつ、

業務量の調整をしてもらう可能性も高まります。

 

 

②「電話ではなく、メールで連絡がほしいとき」

 

続いて、「いつも電話で連絡をしてくる上司に、

メールで連絡してほしい」場合は、どうでしょう?

 

こんなときにおすすめの伝え方は、コチラ。

 

「佐藤さんの案件だけは優先し対応したいので、
出られないことがある電話ではなく、
確実で迅速にお返事できる
メールでご連絡いただけますか?」

どんなステップを踏んだか、早速見てみましょう!

 

 

【ステップ1】

自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

頭の中をそのままコトバにすると

「電話ではなく、メールでいただけますか?」

ですよね。

 

でもやはり、ここはグッとこらえます。

 

 

【ステップ2】

上司の頭の中を想像する

 

次に、上司の頭の中を想像してみましょう。

 

部下を育てる責任をせおい、

ときには、厳しく指導する役割を担っている上司。

 

もしかしたら、

「厳しいことばかり言っているから、

部下に嫌われているかもしれない」

 

などと、寂しさを抱えているかもしれません。

 

 

【ステップ3】

上司のメリットと一致したお願いをつくる

 

さあ、最後のステップです。

 

先ほど想像した、上司の気持ちに沿って

お願いをつくってみましょう。

 

「嫌われているかも」と思っていた相手に、

 

「あなたのことを大切に思っています」
「あなたは特別です」

 

と言われたら、あなたはどう思いますか?

 

きっと、うれしいですよね。

 

それは、上司も同じこと。

 

そこで、

 

「佐藤さんの案件だけは優先し対応したいので、
出られないことがある電話ではなく、
確実で迅速にお返事できる
メールでご連絡いただけますか?」

と伝えてみてください。

 

使った伝え方の技術は、「あなた限定」。

 

あなたは特別だよ、と言われると、

少しハードルが高いお願いごとでも、

対応してあげようという気持ちになります。

 

 

③「具体的なアドバイスがほしいとき」

 

最後に、「企画書に対して、ダメと言うばかりの上司から

具体的なアドバイスがほしい」場合を、考えてみましょう。

 

 

おすすめの伝え方は、コチラ。

 

「木下さんのように仕事ができるようになりたいです。
この企画書における、木下さんの視点を教えていただけませんか?」

 

このコトバをつくるための

具体的なステップを、見ていきましょう!

 

 

【ステップ1】

自分の頭の中をそのままコトバにしない

 

頭の中をそのままコトバにすると

「何がダメなのか教えてください」

ですよね。

 

もう、お分かりかと思いますが、

ここはグッとこらえます。

 

 

【ステップ2】

上司の頭の中を想像する

 

次に、上司の頭の中を想像しましょう。

 

ひとつひとつアドバイスしてくれない

ということは、上司は

「仕事は、見て覚えてほしい」と考えているのかも。

 

また、上司って意外と

褒められることが少ないもの。

 

クライアントや上層部には責められ、

部下の教育は任され、

そのプレッシャーは計り知れません。

 

きっと、心の底には

「誰かに認めてほしい」という気持ちが

あるかもしれません。

 

 

【ステップ3】

上司のメリットと一致したお願いをつくる

 

いよいよ、最後のステップです。

 

「仕事は見て覚えてほしい」

「実は、誰かに認めてほしい」上司から

アドバイスをもらうには、

どんなお願いをつくったらいいでしょうか?

 

ここでは、

 

「木下さんのように仕事ができるようになりたいです。
この企画書における、木下さんの視点を教えていただけませんか?」
と伝えてみましょう。

 

使った伝え方の技術は、「認められたい欲」。

 

人は認められると、ついうれしくしくなって

相手の期待に応えようとするものです。

 

ふだん上司は、部下から認められることがあまりないため、

この「認められたい欲」の技術は

上司にお願いするのにとても有効です。

 

まとめ

いかがでしたか?

上司とのコミュニケーションが上手くいかないのには、

実は、理由がありました。

それを理解し、伝え方の技術を上手に使いこなすことで、

上司とのコミュニケーションは、グッとよくなります!

さっそく明日から、試してみてくださいね!

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