2022年12月09日

ことし1番の名言は!?「伝え方グランプリ2022」結果発表!!

ことし1番の名言は!?「伝え方グランプリ2022」結果発表!!

その年にうまれた「最も素晴らしかった伝え方」の

ナンバーワンを決める「伝え方グランプリ」

 

なんといっても、

今年は「名言」が豊作でした。

トヨタ自動車の社長のコトバや

内村航平選手の名言、

高校野球の監督の「あの名句」も。

 

たった数文字の言葉にハッとして

思いがけず前向きになったり、

深く考えさせられたり。

 

伝え方研究所が厳選した

珠玉の名言ベスト10を、

審査にご協力いただいた

ジャーナリストの田原総一朗さんら

計7名の総評とともに発表します!

(※文中の肩書きは当時のものです)

 

 

第10位 「この試合を通して、僕らはウクライナを援助する」

——ウクライナ出身のサッカー選手 アラン・アウシさん

(ドイツでの試合を前に、戦場となった母国に残る親友に語りかけ)

 

まずは、世界がゆらいだ

歴史的なできごとをめぐるコトバから。

 

ことし2月にはじまった

ロシアによるウクライナ侵攻。

 

ウクライナでは、

住みなれた場所が

とつぜんの攻撃にさらされ、

命をまもるために

過酷な生活をよぎなくされる状態が

12月のいまもなお続いています。

 

第10位にえらばれたのは、

戦火をのがれるために

ウクライナから

ドイツへ移住し、現地の

サッカーチームに交ざってプレーした選手、

アラン・アウシさんのコトバです。

 

ことしの春にひらかれた

ドイツでの親善試合をひかえ、

彼は、母国の親友に

こう語りかけたのです。

 

「サッカーに集中するのは難しいが
僕はプロだし、
ピッチに立って全力を尽くす。
この試合を通して、
僕らはウクライナを援助する」

 

この試合で、

40万ユーロ(約5400万円)が集まり

救急医療の団体に寄付されました。

それだけでなく、

頑張ってプレーする姿が

ウクライナの人たちへの

心の援助にもなりました。

 

彼が親友たちといっしょに、

ただただプレーを楽しむ日が

一日もはやく戻ることを願っています。

 

 

第9位 「約5,000品目のうち、3品目を値上げします」

——イオンのプライベートブランド「トップバリュ」

(店頭告知で)

 

ことしは、多くのモノが

相次いで値上がりした

“値上げラッシュ”の年でもありました。

 

世界的に

ガスや石油などの燃料費があがり、

輸送コストもあがり、

円安にもみまわれ、

その余波は、わたしたちの身近なお店にも

次々と到達しました。

 

そんななか、

イオンの店頭に張り出された、

食料品と日用品の価格にかんする

お知らせに記されたコトバが、

第9位にえらばれました。

 

「約5,000品目のうち、3品目を値上げします」

 

「3品目を値上げします」とだけ書くのではなく

「5000というたくさんの品目のなかで、

たった3品目の値上げ」を告知するという

伝え方の工夫です。

 

審査員のひとり、土江英明さんは

このコトバを次のように評価しています。

 

土江英明(ダイヤモンド社編集者)

「非常に上手な伝え方だなと思います。
普通に『3品目を値上げします』と言うと
『3つも値上げしたのか』と思うんですけど、
その前に『5,000品目のうち』と伝えることで、
価格維持のための担当社の努力が伝わる言葉になりました。
応援してみようかなという気持ちも浮かんでくるような、
すごく面白い言葉だと思います」

 

さまざまな企業が

値上げをお知らせするなかで、

とりわけ企業努力が印象づけられた、

そんな伝え方でした。

 

 

第8位 「天才なんて言葉、なければいいのに。僕だって、ただ体操が大好きで、それを突き詰めすぎただけなんで」

——体操元日本代表 内村航平さん

(「天才」と称されることについて問われ)

 

数々の伝説的な活躍で、

「天才」と呼ばれつづけた

体操・元日本代表の

内村航平さん。

 

彼が、あるインタビューで

「天才」と称されることについて

問われて答えたコトバが、

第8位にランクインしました。

 

「天才なんて言葉、なければいいのに。
僕だって、ただ体操が大好きで、それを突き詰めすぎただけなんで」

 

審査員をつとめた

福岡元啓さんは、次のような感想を寄せました。

 

福岡元啓さん
(テレビプロデューサー/『情熱大陸』元担当)「内村選手は、まっすぐな体操好きな好青年という印象です。
その彼から発せられる
本当の言葉という重みに説得力がありました。
ご本人は、何か意図があるというより
自然に発せられた言葉だったのかもしれませんが、
これから何かを目指す人たちに向けた
メッセージと解釈することもできます。
ベタにいうと天才は努力の賜物ですが、
彼の口から出ている言葉ということに
意味があるように感じました」
 

「天才」のコトバには

「持って生まれた才能」のような

ニュアンスがあります。

 

ですが、いっぽうで、

多くの天才たちは

「他の人はやめたけど、

自分はやりつづけました」

と言います。

 

続けることは、確かに、

本当に難しいことなのかもしれません。

 

でも、このコトバによって、

どんな才能も、やり続けなければ

開花しないことに気づかされます。

 
 
 
 

第7位 「母のお膝の上なら頑張って読めるー」

——ユキミさん(漫画家・イラストレーター)の息子

(音読の宿題を早くやるよう促されて)

 

漫画家・イラストレーターのユキミさん。

息子さんが小学校に入学したばかりの

ある日のエピソードを

インスタグラムで投稿し、

2500件以上の「いいね」を集めたコトバが

第7位に輝きました。

 

音読の宿題を

なかなかやろうとしない息子さんに対し、

はやく着手するよう

ユキミさんが促したところ、

次のように“おねだり”したそうです。

 

「母のお膝の上なら頑張って読めるー」

 

お母さんへの愛を感じ、

多くの人が癒やされたこのコトバ。

 

今回の審査員をつとめた

コピーライターの佐々木圭一さんは

このように評価しました。

 

佐々木圭一さん
(コピーライター/『伝え方が9割』著者)「すごくプライベートな言葉だけど、
お母さんに対する愛をとても感じるシーンで、
その場面が浮かんでくる
あったかいコトバだと思います。
はじめは音読したくなかった息子さんも
その後、お母さんといっしょに
音読したんだろうなという
ストーリーまで感じます」
 

ちなみに、この息子さんのコトバには、

母親であるユキミさんも、

ニヤニヤがとまらなかったそうです。

 

第6位 「より弱く、よりカッコ悪く、よりダサくても、チームとしてやりたいカーリング、プレーを突き詰めれば、メダルを手にすることができる」

——カーリング女子・日本代表 吉田知那美さん

(銀メダルを獲得した北京五輪後のインタビューで)

 

ことしの北京オリンピックで、

史上ナンバーワンの成績となる

銀メダルを手にした

カーリング女子・日本代表。

 

サードの吉田知那美選手の、

こちらのコトバが

第6位に選ばれました。

 

「より弱く、
よりカッコ悪く、
よりダサくても、
チームとしてやりたい
カーリング、プレーを
突き詰めれば、
メダルを手にすることができる」

 

ふつう、五輪で

あたりまえのように問われるのは、

「より強く、

よりカッコ良く、

よりスタイリッシュに」です。

 

でも、泥臭いことを突き詰めて、

やりつづければ、

世界の表彰台に登ることができる。

それを彼女たちは、

まさに証明してくれました。

 

このコトバについて、

審査員の山口真由さんが

寄せたコメントがこちらです。

 

山口真由さん
信州大学特任教授)

「卓越した肉体と強靭な精神による
記録更新の数々に魅せられながらも、
人類はいつまで前に進まなきゃならんのかと
不安にもなります。
39歳を迎えた私の肉体は
衰えの予兆をはらみ、
より若々しく、
より前向きにという
世間のムードはときに強迫的です。
等身大の自分を認めた上で
軸を譲るまいとする吉田さんの言葉は、
キラキラにあふれたこの世界で
地に足をつけて踏ん張る力をくれるものです」

 

たとえ格好悪い部分があったとしても、

「それも自分たちのありのままの姿の一部」

として受け止め、臆さずにさらけ出す。

そんな姿勢に、

勇気をもらえたと感じる人は

きっと少なくないはずです。

 

 

第5位 「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」

——野田佳彦元首相 (安倍元首相の追悼演説で)

 

今年は、

演説中だった元首相の

命がとつぜん奪われる事件もあり、

日本中におどろきと

深い悲しみがひろがりました。

 

その安倍晋三元首相と

かつて党首討論をたたかい、

歴史的な“真剣勝負”をかわしたのが、

野田佳彦元首相です。

 

かれが国会で述べた追悼の一節が

第5位にはいりました。

 

それが、こちらです。

 

「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん」

 

政治的には、

立場の異なるふたりでした。

ですが、首相という重責を負いながら、

日本という国をまえに進めようとした点では

おなじでした。

 

野田氏は、安倍氏との党首討論で、

もてるすべてをかけ、

正々堂々とたたかって、

敗北したのです。

 

このコトバからは、

二度と勝負をたたかえない

寂しさがにじんできます。

 

さて、このコトバ、

長年、政治の舞台を取材してきた

ジャーナリストの田原総一朗さんは

どうみたでしょうか。

 

田原総一朗さん(ジャーナリスト)

「これ、野田さんはね、安倍さんに
愛をこめて言ってるんだよね。実はね。
批判しているんじゃない。
それで、総理大臣に共通しているのは、
みんな非常に孤独だということ。
だって、全員ライバルだからね」

 

その絶対的な孤独を

経験した者どうしだからこそ

通じ合える気持ちが

あったのかもしれないと考えさせられます。

 

 

第4位 「人は、嬉々としてやっている人のところに集まる」

——トヨタ自動車 豊田章男社長 (2022年の入社式で)

 

コロナ禍で、

人との「集まり方」が

大きく変わりました。

 

面と向かって会わなくても、

遠く離れていたとしても、

オンラインで面会するという

「ニューノーマル」が、

もはや当たり前になりました。

 

そんななか、

トヨタ自動車の豊田章男社長が

ことしの入社式で

「集まること」について

語ったのが、このコトバでした。

 

「人は、嬉々としてやっている人のところに集まる」

 

集まり方がどんなに変わろうとも、

楽しんでやる人のもとに

人が集まるという定理は変わらない。

 

今回、審査員からは

「どんな仕事も楽しむことの

重要性を説いたコトバ」として評価されました。

 

審査員をつとめた堀江貴文さんは

次のようにコメントしています。

 

堀江貴文さん
(実業家/著作家/投資家/タレント)「まあ当たり前といえば当たり前のことだが、
それを世界のトヨタの社長が
発言したことに意味があるといえよう。
時としてこのような
当たり前のことを
人間は忘れてしまう。
そんな時の戒めとしたい」
 
 

さて、いよいよここから

第3位の発表です!

 

 

第3位 「深呼吸してください」

——Twitter投稿者スサノオさん(@susano_com)

(仕事のミスで上司から呼び出され、心拍数の異常を感知したApple Watchの通知)

 

時刻を知るだけでなく、

血圧や心拍数まで測れてしまう

スマートウォッチ。

 

Apple Watch(アップルウォッチ)の通知が

持ち主のピンチを救ったと、

Twitterで話題になりました。

 

ある日、仕事でミスをしてしまい、

上司に呼び出された持ち主さんは、

不安と緊張で心臓がドキドキしていたそう。

 

すると、異常な心拍数を感知した

Apple Watchが、

とっさに緊急通知を表示したのです。

 

「深呼吸してください」

 

この表示をみた上司は

「今回は許したるわ」と

顔をゆるめたそうです。

 

さて、審査員のコメントです。

 

審査員・佐々木圭一さん
(コピーライター/『伝え方が9割』著者)「技術が人の心を動かすって
『すごく今っぽいな』と思います。
今までも、
言葉が人の心を動かすことは
あったと思うんです。
例えば、『本を読んでいてジーンときました』とか
『話していてジーンときました』とかは
あったと思うんですけど、
科学技術が気持ちを動かすって、
とても面白いなと感じます」
 
 

福岡元啓さん
(テレビプロデューサー/『情熱大陸』元担当)

「現代を風刺するシチュエーションが面白く、
人々が冷静さを失ったときに、
アドバイスするのがAIであるという
パラドックスも面白いです。
分もイラっとしたときとかに、
深呼吸してくださいって
客観的にアドバイスできる人
(なのかAIなのかわかりませんが(笑))が
傍らにいたら、
人生快適に過ごしていけるような
気がしました。
人の感情をAIになだめられるという
ほっこりエピソードです」

 

それにしても、

スマートウォッチがきっかけで

心の声が相手に伝わるなんて

とても近未来的です。

 

怒られるような場面でなくとも、

たとえば、告白シーンで

 

「深呼吸してください」

 

と通知がでて、

おたがいに緊張がほぐれる

……なんてほほえましい光景も、

もう世界のどこかで、

現実に起きているのかもしれません。

 

 

第2位 「青春って、すごく密なので」

——仙台育英野球部監督 須江航さん

(夏の甲子園で、東北勢初の優勝を飾った直後に)

 

このコトバ、

記憶にのこっている方も

多いのではないでしょうか。

 

第2位は、

東北勢がはじめて

優勝旗を手にした、

夏の甲子園で

飛び出した名言です。

 

「青春って、すごく密なので」

 

思いかえせばこの3年、

「密回避」の号令のもと

高校生たちは

新型コロナの影響を受けつづけました。

 

一緒にお昼を食べること、

近くで語り合うこと、

そんな日常の一瞬、一瞬が

制限されてきました。

 

ですが、本来、「密」は

高校生にとって

「熱く、かけがえのない人間関係」

であったはず。

それを思い出させるコトバでした。

 

ここで審査員の方々のコメントをご紹介します。

 

堀江貴文さん
(実業家/著作家/投資家/タレント)「密って言葉を
ネガティブからポジティブに変換する、
というような意図はなかったとは思うけど、
結果としてそんな表現となった。
いつまで経っても
新型コロナウィルスを特別扱いしかできず
子供達にマスクを強要する
社会への強烈な皮肉となっているのが良い」
 

坪田信貴さん
(『ビリギャル』著者/坪田塾塾長)

「『密』と言うコロナの時代直撃の
ある種のバズワードと、
「青春」と言う
古くて、誰もが若かりし頃を思い出す
レトロなワードとの組み合わせ。
そして、『青春が密』と言うのは、
人間関係や愛情、努力、友情、受験など
若者
だからこそ耐えられる
複合的な濃密さを端的に表現されているのが
詩的だなと感動しました」

 

さあ、お待たせしました。

 

「伝え方グランプリ2022」

第1位の発表です!

 

今年のグランプリに選ばれたのは、

このコトバでした。

 

第1位 「想像力さえあれば、太古でも未来でも、宇宙にだって行ける」

——翻訳家 戸田奈津子さん

(翻訳の仕事について問われ)

 

審査員の票が集中した、

このコトバ。

 

発信したのは

『タイタニック』『E.T.』

『ミッション・インポッシブル』をはじめ

名だたる映画を翻訳してきた

戸田奈津子さんです。

“通訳引退”を表明し、

通訳の仕事について問われた際に

語ったコトバでした。

 

ひとりの女性が一生で体験できることは

わずかだったとしても、

想像力があれば、どこへでも行けるという

人間の可能性を感じさせる、

そんな伝え方です。

 

審査員の山口真由さんは

自身の幼少期をふりかえりながら

このようにコメントしました。

 

山口真由さん
信州大学特任教授)「スクールカーストの低位を
彷徨っていた少女時代、
私は本の世界に没頭しました。
そこではヒーローにだって
プリンセスにだってなれた。
時空を超え、空間を超え、
想像力の翼を限界まで延ばして
映画の世界観をセリフとして紡ぎ、
伝え続けてくれた戸田奈津子さんの言葉は、
改めて外界の制約を超えて
果て無く広がる
内なる心の可能性を想起させ、
背伸びするための勇気をくれます」
 

いっぽうで、

言葉の「選び方」の視点から

コメントしたのは、

審査員の坪田さんでした。

 
 
 

坪田信貴さん
(『ビリギャル』著者/坪田塾塾長)

「『過去と未来』と言う表現は
対比の表現としてよく使われますが、
それを『太古』にしただけで、
ずっと解像度が鮮明になる。
恐竜とかに会うイメージを
持たせてくれました。
この辺りの表現の仕方に
感銘を受けました」

 

最後に、田原総一朗さんは

「想像力」のコトバに着目し、

政治の視座もまじえながら、

舌鋒するどく指摘しています。

 

田原総一朗さん(ジャーナリスト)

「日本人は、正解がない問題を
どうやって解くかという教育を
全く受けていない。
小学校も、中学校も、高校も、
全部正解のある問題を出している。
だけど世界の主要国は違う。
G7(主要7カ国)の会合は、
正解がないからこそやるものだ。
こういう場面で、
日本人は想像力を養う
教育を受けていないから、
政治家も全く通用しない。
だからこそ、想像力がもっとも必要であり、
そういう意味で、この言葉には重みがある」

 

以上、

「伝え方グランプリ2022」の結果発表でした。

 

 

この10のノミネート作は、

当研究所が今年あつめた

300を超える名言のなかから、

何度も、何度も、議論して、

ふるいにかけて厳選した、

上澄みのコトバたちです。

 

ですから、

どれも珠玉のコトバに違いありませんが、

あえて「いちばん前向きになるコトバ」という視点で

1位から10位までの順位を決定しました。

 

「コトバ」という視点で

世の中を見わたすと、

ニュースでは、

悲しいできごとが連日のように伝えられるし、

SNSをみると、

他人を傷つける心ないコトバがあふれています。

 

でも、いっぽうで、

前向きで人の背中を押すような

ポジティブなコトバも、

同じようにうまれています。

そうした、

人類が「あすの生活や人生を楽しくしよう」と

思えるようなコトバがひろがり、

次世代につながれば、世の中は

もっともっと良くなるはず——。

 

そんな思いから

2017年にスタートしたこの企画は、

今年で6回目を迎えました。

 

そして、今回は、

ジャーナリストの田原総一朗さんら

豪華な7名を審査員としてお迎えして、

グランプリを選びました。

 

コトバは、

人を傷つけることもできるし、

人を励ますこともできる。

 

2023年もまた、

素敵なコトバたちに

たくさん出会えますように。

 

そして、

見た人をちょっとでも

元気づけるコトバがあふれる、

そんな世の中になりますように。

 

 

※この企画は、計7名の審査員にご協力いただきました。

<審査員紹介(※敬称略)>

田原 総一朗
ジャーナリスト

1934年滋賀県彦根市生まれ 早稲田大学文学部卒業
岩波映画製作所 テレビ東京を経て、‘77年フリーに。現在は政治・経済・メディア・コンピューター等、時代の最先端の問題をとらえ、活字と放送の両メディアにわたり精力的な評論活動を続けている。テレビ朝日系で‘87年より「朝まで生テレビ」、’89年より2010年3月まで「サンデープロジェクト」に出演。テレビジャーナリズムの新しい地平を拓いたとして、‘98年ギャラクシー35周年記念賞(城戸賞)を受賞した。2010年4月よりBS朝日にて「激論!クロスファイア」開始。‘02年4月より母校・早稲田大学で「大隈塾」を開講、未来のリーダーを育てるべく、学生たちの指導にあたる。‘05年4月より‘17年3月まで早稲田大学特命教授。2019年ATP賞特別賞、2022年日本外国特派員協会「報道の自由賞」を受賞。

 

山口 真由
信州大学特任教授

1983 年札幌市出身。
2002 年、東京大学教養学部文科 I 類(法学部)入学し、在学中 3 年生時に司法試験合格。4 年生時には国家公務員 I 種試験合格し、2006 年卒業。同年 4 月に財務省に入省。
2008年に財務省を退職した後は、2015年まで弁護士勤務。その後ハーバード大学ロースクール(法科大学院)留学を経て、帰国後、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程を修了した。現在は信州大学特任教授。主な出演番組に『羽鳥慎一 モーニングショー』、『よんチャン TV』、『ゴゴスマ』、『英雄たちの選択』などがある。

 

堀江 貴文
実業家

 

1972年、福岡県生まれ。SNS株式会社ファウンダー。現在は自身が手掛けるロケットエンジン開発を中心に、スマホアプリ「テリヤキ」「マンガ新聞」「755」のプロデュースを手掛けるなど幅広い活躍をみせる。ホリエモンドットコムでは『テクノロジーが世界を変える』をテーマに、各界のイノベーター達に自ら取材したものを連載中。堀江貴文イノベーション大学校(HIU)を設立し、アドバイスだけでなく、自らプレイヤーとなりメンバーとともにあらゆるプロジェクトに参加している。

 

坪田 信貴
坪田塾 塾長

累計120万部突破の書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称ビリギャル)や累計10万部突破の書籍『人間は9タイプ』の著者。これまでに1300人以上の子どもたちを子別指導し、心理学を駆使した学習法により、多くの生徒の偏差値を短期間で急激に上げることで定評がある。大企業の人材育成コンサルタント等もつとめ、起業家・経営者としての顔も持つ。テレビ・ラジオ等でも活躍中。新著に『人に迷惑をかけるなと言ってはいけない 子どもの認知を歪ませる親の言葉と28の言い換え例』がある。東京都在住。

 

土江 英明
ダイヤモンド社 書籍編集局 第4編集部

ビジネス書を中心に多くのベストセラーを担当している。担当書籍には、『伝え方が9割』109万部(シリーズ156万部。中国でも100万部を突破)のほか、『面接の達人』(中谷彰宏)シリーズ累計390万部、『家族。』(カジサック)、『冨永愛 美の法則』、『成功者がしている100の習慣』、『小さな習慣』、他多数。

 

福岡 元啓
プロデューサー/文教大学非常勤講師

毎日放送にてラジオディレクター、テレビ報道記者、全国ネットのゴールデン帯バラエティー番組の演出をへて2010年~2017年、情熱大陸プロデューサーをつとめる。ギャラクシー賞・ニューヨークフェスティバル等国内外の映像コンペを受賞。早稲田大学ビジネススクールを修了し、株式会社ジンプクを設立、ビジネス映像の制作プロデュースを行っている。著書に「情熱の伝え方」(双葉社)「イノベーションの競争戦略」(共著・東洋経済新報社)

 

佐々木圭一
『伝え方が9割』著者/コピーライター
株式会社ウゴカス代表

『伝え方が9割』シリーズ著者。コピーライター。伝記「スティーブジョブズ」に出て来る米国クリエイティブエージェンシーTBWA/CHIAT/DAYに2年、博報堂に15年勤めた後、自らの会社を起業。ブランドをつくるだけではなく、統合コミュニケーションで店頭で売れる「動かすしくみをつくる」ことの専門家。日本人初、One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。カンヌ広告祭でゴールド賞(サンシャイン水族館)、アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得(いろはす)など、国内外で55のアワードに入賞受賞。

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