2023年10月02日

【名言集】9月の伝え方ベスト

【名言集】9月の伝え方ベスト

十五夜シーズンの9月。

この時期は「月見バーガー」を

いつも食べたくなっちゃいます。

 

もし、これが

「ベーコンエッグバーガー」だったら、

ここまで記憶に残らなかったはず。

コトバの妙ですよね。

 

そう、コトバの世界は奥深い。

今月もそんな奥深さを味わえる

ステキな伝え方が

たくさん集まりました。

 

佐々木圭一が

とくに素晴らしいと感じた

伝え方ベスト3をご紹介します!

 

 

第3位

 

お笑いタレントの

有吉弘行さん。

「X」(旧ツイッター)のフォロワーは

770万人(9月末時点)と

国内屈指の人気者です。

 

そんな有吉さんのもとに、

海外から爆発的な数のリプライが

届く事態となっています。

 

ただ、内容はというと、

ゲームの宣伝コメントや

イランの独裁政権と闘うといったメッセージ、

はたまた「Hmmm」という無意味なものなど、

まったく関係のないコメントばかり。

 

そうした状況に、有吉さんは

 

「コメント欄は謎の外国人で荒れています」

 

と、ぽつり。

そして、つぎのように“白旗”を宣言しました。

 

「ブロックは諦めました。
混沌状態をお楽しみください」

 

ですが、そこはさすがの有吉さんです。

「混沌をお楽しみください」

という言いまわしに、

どこかシニカルでシュールな、

大人の笑いがただよいます。

 

ちなみに、なぜ急に外国から

“謎コメント”が大量に

とどくようになったかというと、

イーロン・マスク氏による

“大改革”で、「X」の一部のユーザーが

収入を受けとれるシステムが

はじまったことが

背景にあるのだとか。

 

投稿の中身とは関係なく、

人気アカウントにからむことで

収益をあげることをねらう

“無差別コメント”が

横行している可能性があるようです。

 

いまのところ

有吉さんのアカウントが

一連の状況と関係があるかは

さだかではありません。

 

でも、まちがいなく言えるのは、

普通だったらうろたえそうな

「カオスな状況」さえも

まわりの笑いに変える、

有吉さんらしいステキな伝え方でした。

 

出典:ENCOUNT

 

 

第2位

 

くる日も、くる日も、

兄妹ゲンカがたえない子どもたち。

なんど注意しても、またケンカ。

もう、どうしたらいいの!?

 

こんなお悩みに頭をかかえる親御さん、

多いのではないでしょうか?

そんなみなさんに朗報です。

すばらしい伝え方が見つかりました!

 

その伝え方を

インスタグラムにマンガ形式で投稿したのは

ブロガーの「オニハハ。」さん。

子どもたちにダメもとで提案した

仲直りの方法が、

おもいがけず成功した様子を

紹介しています。

 

子どもたちが

「近くに座りすぎ!」とか

「声が大きい!」など

ささいなことでケンカしがちな

状況をみかねて、オニハハさん。は

こう伝えたそう。

 

「これからお互いの良いところを
順番に言ってみなさいよ。
言えなかった方が負けゲーム!!」

 

子どもたちは

おたがいについて

 

「宿題ちゃんとやる」

「ゲーム貸してくれる」

「着替えが早い」

 

などと、ほめはじめたそうです。

 

気づいたころには

ふたりは「ほんわかムード」に。

さらに、別の日のケンカでも

ときどき、このゲームで仲直りするように

なったのだとか。

 

それにしても、

「伝え方」ひとつで

こうも状況が変わるなんて、

やっぱりコトバの力ってすごいですよね。

 

出典:マグミクス

 

 

第1位

 

将棋界のレジェンド、

藤井聡太さん。

 

古風でめずらしい言葉づかいが

たびたび注目を集めてきましたが、

こんどは今風コトバをアレンジした

くだけた表現で、ファンたちの

関心を集めました。

 

それが、こちら。

 

「ワンチャンはないけど
『0.5チャン』くらいはないですか?」

 

控え室でチームメイトの

対局をみていた藤井さん。

序盤から押しこまれた澤田七段が

ふんばりながら少しずつチャンスを

ひろげる様子をみて

つぶやいたコトバです。

 

「ワンチャン」の由来は

「ワンチャンス」(1回のチャンス)。

なにかのきっかけで状況を

一発逆転することをさすコトバですが、

「0.5チャン」とは、なんとも、斬新!

「チャン」をあたらしい単位のように扱う

やわらかい発想力に脱帽というか、

クスッときてしまいます。

 

藤井さんといえば

14歳でプロデビューをはたして以来、

「望外」とか「僥倖」とか、

なかなか聞くことのないコトバを

披露して話題をよびましたが、

こういう若者っぽいコトバも

“守備範囲”だったんですね。(笑)

 

ちなみに、「伝え方の技術」では、

今回の「0.5」のように

具体的な数字が入ることで

コトバのエネルギーがより強くなる例を

「ナンバー法」とよんだりしています。

 

これからの活躍はもちろん、

印象にのこるコトバづかいにも

ますます期待しちゃいます!

 

出典:ABEMAタイムズ

 

 

ほかにもたくさんの

ステキな伝え方があったので、

ご紹介します!

 

「怒ってる人がいない。

怒っても何も変わらないことを知っている」

(ネット掲示板「2ちゃんねる」の

創設者ひろゆきさん。

番組の企画で訪れたアフリカで

乗車したバスが交通事故にあった際、

周囲の人びとの様子に言及して)

出典: ABEMAタイムズ

 

「永遠に生きられないような発明をする。

“際限がない自由”って退屈だと思うので。

辛さがあるからこそ、

幸せを感じると

『3.11』からすごく思っています」

(プロスケーターの羽生結弦さん)

出典: スポニチ

 

「癌には笑いが1番

そんな良薬をたくさん

投与させていただきました。

ありがとうね」

(音楽ユニット

「バブルガム・ブラザーズ」のメンバー、

Bro.KORNさん。

お笑いコンビ「とんねるず」の

木梨憲武さんらと

食事したことを報告して)

出典:ITmedia

 

「SPもフリーも

夏休みの宿題みたいな、

ぎりぎり間に合うか

間に合わないかみたいな感じで

大会直前まで追い込んできた」

(フィギュアスケート選手の

坂本花織さん)

出典:47NEWS

 

「えっ、シングルマザー

めっちゃ楽しいよ!!」

(タレントの最上もがさん)

出典:スポニチ

 

以上、佐々木圭一が

独断と偏見で選んだ

ベスト3の伝え方でした!

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