2025年02月03日
【名言集】1月の伝え方ベスト

2025年がスタートしました!
新しいAI技術がどんどん誕生したり
いままでS Fの世界だと思っていたことが
現実になったり。
世界がどんどん進歩しているのが
肌で感じられて、
今年はどんな年になるんだろう?と、
とっても、ワクワクしています!
そんな期待たっぷりの2025年、
ステキなコトバも、
早速、たくさん届いています!
今月も、佐々木圭一が
とくに素晴らしいと感じた
伝え方ベスト3をご紹介します!
第3位
俳優の坂口涼太郎さん。
エッセイの連載で、
SNSとの付きあい方について
つづっていました。
伝え方がとてもユニークで
おもしろかったので、
ご紹介させてください。
「必要な情報を獲得するために
撫で撫でするぞ!
と決意してSNSを開いて
画面を撫で撫でし始めるのだけれど、
気がついたら知らない街に辿り着いていて、
『あれ、なんでこんなところにいるんやろう』
と迷子になり、
別に知らなくていい噂話や、
見たくなかった光景や、
会いたくなかった人に事故みたいに
遭遇してしまうときがある」
たしかに、この気持ちわかるなぁ!
と感じます。
SNSを使っていて、
「気づいたら時間が溶けてしまっていた」
という経験がある人、
けっこう多いんじゃないかと思います。
坂口さんは、
ある日、とつぜん、こころに
こんなコトバが浮かんできたのだそうです。
人生は更新されへん。
この画面の中に私の人生はたぶんない」
SNSの画面は
指先ひとつで更新できても、
人生は、そうカンタンなことばかりじゃない。
コメントの説得力もさることながら、
人生は「更新」されない
というように、
SNSをイメージさせる言葉をあえて使うという工夫で、
印象にのこる伝え方になっています。
出典:ミモレ
第2位
なにかに怒りをおぼえて、
そのモヤモヤしたきもちが
なかなか消えない。
そんなとき、ツラいですよね。
どうすれば、こころが軽くなるのでしょうか。
世界中を旅する
日本人の男性、かどさんが
X(旧ツイッター)に投稿した
コトバが、話題をよんでいます。
旅先で出会ったドイツ人に
もらったというそのコトバが、
こちらです。
その人のためじゃない。
許せない相手に
自分の人生を支配させないためだ」
なかなか許すことのできない怒りを
かかえ続けること。
それは、その相手によって
自分がコントロールされている状態なんだ、
という新鮮な気づきが、ここにはあります。
怒りや執着が、
ムダなエネルギーを消費させていないか?
自分をふりかえるきっかけをくれる、
そんな名言です。
出典:Hint-Pot
第1位
アメリカ野球・メジャーで
最多となる、
年間262安打という
大大大記録を打ちたてた
イチローさん。
1月、日本だけでなくアメリカでも
「野球殿堂入り」に輝きました。
ところで、殿堂入りは
投票で決まるしくみですが、
じつは、満票に1票だけ足りず
得票率は、99.7%だったそう。
(394票中、得票は393票)
そのことについて、会見で
イチローさんが語ったコトバが
とてもステキでした。
生きていく上で、
不完全だから進もうと思う。
改めて考えさせられる、
見つめ合える、向き合える」
他人からみたら「完全」でも、
「もっとできるんじゃないか?」
と自分に問いかけつづけることで、
圧倒的なパフォーマンスを発揮しつづけてきた
イチローさん。
ひとは「もう完全だ」と思った時点で、
歩みを止めてしまう。
「まだ完全じゃない」と思うからこそ
前に進めるんだ。
そんな人生哲学が、このコトバに
詰まっているように見えます。
そして、それはイチローさんだけでなく、
どんな人にとっても
当てはまるように思います。
その人その人の限界を押し拡げてくれるような、
眠ってくる力がわいてくるような、
そんな名言でした。
出典:デイリースポーツ
ほかにも
ステキな伝え方があったので、
ご紹介します!
この思いをつなぐのも駅伝だと思います」
話者:国学院大学 駅伝主将の平林清澄選手
出典:日テレNEWS
以上、佐々木圭一が
独断と偏見で選んだ
ベスト3の伝え方でした!
今月はどんな素敵なコトバに出会えるでしょうか。
みなさんも体調に気をつけつつ、注目してみてください。
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「伝え方研究所」所長/「伝え方が9割」著者
佐々木圭一上智大学大学院を卒業後、株式会社博報堂入社。 のちに書籍「スティーブ・ジョブス」に登場する伝説のクリエーター、 リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞「One Show Design」でゴールドを獲得(Mr.Children)。カンヌ国際クリエイティブアワードにて、金賞を含む計6つのライオンを 獲得するなど、合計55のアワードを入賞受賞。 郷ひろみ・Chemistryの作詞家として、アルバムオリコン1位を2度獲得。 2014年、クリエイティブ ブティック「ウゴカス」を設立。 日本のコミュニケーション能力をベースアップさせることを、 ライフワークとしている。
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